Academic-cap Rails Learning

3. 🚀 開発環境の準備


🎯 この章の目的


Railsアプリを「作って、動かして、GitHubにアップロードできるようになる」ことがゴールです。

プログラミングは「動く体験」が何より大事。

この章では、実際にアプリを作って起動するまでの流れを、ひとつひとつ確認していきましょう。




✅ 1. Railsアプリを作成する( rails new )


まず、Railsの新しいアプリを作成します。

ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。

rails new アプリ名 -d postgresql


💬 コマンドの意味:




💡 ポイント:

初期状態で不要なものを省くことで、学習しやすい軽量な環境を作っています。




✅ 2. VSCodeで開く


作成したアプリのフォルダに移動し、VSCodeで開きます。

cd アプリ名
code .

💬 解説:


  • cd は “change directory”(フォルダを移動する)という意味。
  • code . は、今いるフォルダをVSCodeで開く命令です。
  • これで、アプリ全体のファイルを見ながら作業できます。




✅ 3. Gem(外部ライブラリ)の追加


Railsは「Gem(ジェム)」というパッケージを使って機能を増やします。

ここでは、CSSを整えるために Tailwind CSS を使います。

# Gemfile

# TailwindCSS(見た目を整えるCSSツール)
gem "tailwindcss-rails"
gem "tailwindcss-ruby"

追加したら、インストールします。

bundle install

次に、TailwindCSSとStimulus(動きをつけるJSフレームワーク)を設定します。

./bin/rails tailwindcss:install

💬 ポイント:


  • bundle install:Gemfileの内容をインストールするコマンド。
  • tailwindcss:install:Tailwindの初期設定ファイルを生成。
  • stimulus:install:インタラクティブな動作を可能にする設定。




✅ 4. Dockerの設定(アプリを動かすための箱を作る)


Dockerとは、開発環境をまるごと「箱」にして再現できる仕組みです。

同じ設定でチームや他のPCでも動かせるのが特徴です。



🔹 Dockerfile(Dockerの設計図)


Dockerfile という名前のファイルを作り、以下を記入します。

# ベースは Ruby(3.3)の公式イメージ
FROM ruby:3.3

# OSパッケージをまとめてインストール
RUN apt-get update -qq && \
    apt-get install -y --no-install-recommends \
      nodejs npm \
      postgresql-client \
      libvips libvips-dev && \
    rm -rf /var/lib/apt/lists/*

# 作業フォルダを /app に設定
WORKDIR /app

# Gemfileをコピーしてbundle install
COPY Gemfile* ./
RUN bundle install

# アプリ全体をコピー
COPY . .

# 3000番ポートを公開
EXPOSE 3000

# Railsの開発サーバを起動
CMD ["bin/dev"]

💬 ポイント:


  • FROM ruby:3.3 → Ruby環境を使う指定
  • WORKDIR /app → 作業する場所を/appに固定
  • EXPOSE 3000 → アプリを外部からアクセスできるようにする




🔹 docker-compose.yml(複数のサービスをまとめる)


docker-compose.yml を作成して、以下の内容を入れます。

services:
  db:
    image: postgres:latest
    environment:
      POSTGRES_PASSWORD: password
    volumes:
      - postgres_data:/var/lib/postgresql/data
    ports:
      - 5432:5432

  web:
    build: .
    command: bash -c "bundle install && bundle exec rails db:prepare && rm -f tmp/pids/server.pid && ./bin/rails server -b 0.0.0.0 -p 3000"
    volumes:
      - .:/app
    ports:
      - "3000:3000"
    depends_on:
      - db

volumes:
  postgres_data:

💬 ポイント:


  • db:PostgreSQL(データベース)用のコンテナ
  • web:Railsアプリを動かすコンテナ
  • depends_on:RailsがDBより先に起動しないように順序を指定




🔹 database.yml(データベースの接続設定)

# config/database.yml

default: &default
  adapter: postgresql
  encoding: unicode
  pool: <%= ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 } %>

development:
  <<: *default
  database: (アプリ名)_development
  host: <%= ENV.fetch("DB_HOST", "db") %>
  username: <%= ENV.fetch("DB_USER", "postgres") %>
  password: <%= ENV.fetch("DB_PASSWORD", "password") %>

test:
  <<: *default
  database: (アプリ名)_test
  host: <%= ENV.fetch("DB_HOST", "db") %>
  username: <%= ENV.fetch("DB_USER", "postgres") %>
  password: <%= ENV.fetch("DB_PASSWORD", "password") %>

production:
  primary: &prod
    <<: *default
    url: <%= ENV["DATABASE_URL"] %>

  cable:
    <<: *prod
    url: <%= ENV["DATABASE_URL"] %>

  queue:
    <<: *prod
    url: <%= ENV["DATABASE_URL"] %>

  cache:
    <<: *prod
    url: <%= ENV["DATABASE_URL"] %>

※ 「(アプリ名)」と書かれている部分を、自分のアプリ名に変更してください。


💬 ポイント:

Railsはこの設定を使って、PostgreSQLと通信します。

database: の部分はアプリ名に合わせて変更してください。




✅ 5. Dockerを起動する


設定ができたら、以下のコマンドでアプリを立ち上げます。

docker compose build
docker compose up


  • build:Dockerイメージを作る
  • up:アプリを起動する


起動に成功したら、ブラウザで

👉 http://localhost:3000 にアクセスしてみましょう!


🎉 「Railsのロゴ」が出たら成功です!




✅ 6. Gitでバージョン管理をする


Railsアプリができたら、Gitで変更履歴を保存しておきましょう。



🔹 Git初期化

git init
git add -A
git commit -m "初回コミット"

💬 ポイント:


  • git init:このフォルダでGitを使い始める
  • git add -A:変更されたファイルを登録
  • git commit:その時点の状態を保存




✅ 7. GitHubにアップロードする


次に、リモートリポジトリ(インターネット上の保存場所)を作ります。


  1. GitHubにアクセス
  2. 右上の「+」→「New repository」をクリック
  3. 名前を入力して「Create repository」


作成したら、表示されるURLをコピーして、以下を実行👇

git remote add origin [URL]
git branch -M main
git push -u origin main

💬 ポイント:


  • remote add origin:GitHubとの接続設定
  • push:ローカルのデータをアップロード
  • 初回だけ -u origin main を付ける(以降は git push だけでOK)




✅ 8. ここまででできるようになること


  • rails newでアプリを作れる
  • DockerでRailsを起動できる
  • Gitで変更を記録・管理できる
  • GitHubでアプリを共有できる


これで、「Railsを動かす環境」 が完成です🎉




🌱 まとめ




次の項目「3分でアプリを作ってみよう🎶」では、

この環境を使って実際に scaffoldコマンドで画面を動かす体験 をしていくよ🌟

次の章に行く前に...

この章で学んだ知識を覚えよう!

この章で学んだことを、Xでアウトプットしましょう ✨

対応するクイズに挑戦して理解を定着させましょう💡

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